日々是好日

育児と介護に追われる普通よりちょっとしんどいママのブログです。

ガチのお店屋さんごっこ

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保育園のころ。

お金の形の色画用紙を切り抜いて、大きな手作りのお財布にそれを入れてお買い物ごっこをしませんでしたか?

ウチの子どもたちもやりました♪

全国どこでも同じでしょうか?

しかし。。。

今回はリアルマネーを使ったお店屋さんごっこ!!

なんせ田舎なんでキッザニア(お仕事体験パーク)もないんで!

今回すごくいい体験になりました♪

(※親は大変でした^^;)

 

射的屋さんになる!

実は毎年参加しているリアルお店屋さんごっこ

売り方や商品作り、値段まで自分で決めて作っていきます。

今年は息子がゴム銃が大好きということで射的屋さんになることにしました。

この時点で当然景品が必要なことなど、彼の頭に計算にあるわけがなく。。。

それと、ゴム銃だけだと小さい妹たちや小さいお客さんが参加できないので輪投げもやることにしました♪

実際一番小さいお客さんは白いポンチョ着た1才くらいの女の子でした(^^)

たった1才のお客様♡

かわいかった♡♡♡!

       輪投げのイラスト

準備

まず、どんな形のお店にするのか?

射的の的は円の形にするのかコーンにするのか、景品そのものを置くのか、ゴム銃は何丁いるのか…などなど。

考えることがたくさんあります。

そこから設計図を起こして…必要なものを書き出して。。。

・看板や的、ゴム銃は長男。

・輪投げのピンや輪っかは真ん中ののんたっく。

・景品づくりはういちゃんとママ♪

 

…細かいこと言うと、テーブルやクロス、看板設置するための三脚、売り上げ入れるBOXや釣銭づくりとか他にもたくさん用意があるんですけどね^^;

上二人は発達障害があってすぐに衝突してしまうので役割分担をしっかりすることで集中して、あまりお互い干渉することなく仕事が進みました(^^)

子どもの遊びですし、お客さんの方も了承しているので出来栄えには口出しせず、ありのままのクオリティで出させていただけるのはありがたいです♡

 

コチラはういちゃんとの景品づくり。

当たりは3段階に色分けしました。

一回100円で5発でしたからそんなにお金はかけられません。

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2位の景品★釣りセットづくり
一番人気でした(^^)

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こちらも2位の景品★段ボール銃
作り方はメチャクチャ簡単なのにメチャクチャ飛びます!!※Youtube参照(笑)

余談ですが、大人のお客様向けにクッキーを160枚くらい焼いてラッピングしました。。。
夕食を片付けた後作り始めて深夜12時過ぎまでかかりましたよ(-_-;)

 

お店屋さんスタート

いよいよ!

大変な搬入と設置(兄弟ゲンカ不可避(TT))をして開店です♪

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しゃてき屋さん★わなげ屋さん
景品はプラバン加工品・松ぼっくりオーナメント・兄ちゃんお手製ゴム銃なども並びます♪
(常にのんたんとケンカしている兄ちゃんは不機嫌です(-_-;))

客層の中心は低学年くらいの子どもたち♡

兄ちゃんが一生懸命カタコト説明しましたよ。

親としては口出ししたいけどなぁ。。。

子ども同士の妙な取引www

 

ある時、気配を感じて振り返ると…

アスペルガーの兄ちゃんが4年生くらいの男の子のお客さんに向かって

「これは銃刀法違反になるから人に向けたり…」

「殺傷能力が…云々。」

・・・

兄ちゃんが4年生くらいのお客さんに段ボール銃(写真参照)の説明を真剣にしておりました💦💦

取り扱いを説明すること自体は正解だと思うんですが、説明の仕方ですよね…問題は(-_-;)

説明を受けていた少年はびっくりしていたようで、一緒にいた保護者の方にも失礼をお詫びしました💦

…いい人でよかったぁ♡

兄ちゃんには後でコンコン説明しましたよ。

「そんなこと言ったら拾ってきた棒切れも銃刀法違反じゃん!!山の木々は銃刀法違反かい!!駄菓子屋さんみんな摘発されるじゃん!!」

笑ってましたけど、納得したようで

「なんであんなことオレ言っちゃったんだろう💦」

ってメチャクチャ頭抱えてました。

 

一方、のんたんは1才くらいの女の子に…

「やりたいの?」

「…(コクリ)」

「じゃあ、お母さんにお金もらってきてね」

「…(コクリ)」

この後、女の子は100円玉持って帰ってきました^^;

「のんちゃん商売じょうず…ニヤリ?」

ちゃんと商売してました。

高機能的自閉症なんですけどねぇ。。。^^;

経験を通していろんな一面を見られておもしろいです。

 

末っ子ういたんは…定型発達…いわゆる障害のない子。

お店のこともやるけど適当に他のお店にも遊びにいって、時々ママにお金をもらいに来て欲求を満たしていました^^;

もちろん射的屋わなげに来てくれたお客さんに声援を送ったりもしますが、基本フリーダム。

 

お昼はカレーライスを主催者の方からふるまってもらって心がホクホク♡

お客さんも同じように子どもを抱えたママたちやおばあちゃんくらいの方など。

お金のやり取りが発生するけど、お互いに受け止め合えるあたたかい空間を共有することができて満足でした♡

※私も4年生くらいの女の子が一生懸命手作りした消しゴムハンコを買ってあげました(*^^*)
一番安いと思って値段も見ずにかったら300円で超ビックリしたけど、そこは大人(笑)
革製のブレスレットも売ってたけど…120円だったなぁ。。。そっちにすりゃよかったなぁ…ちゃんと使えそうだったしなぁ…後の祭りm(__)m

 

祭りの後・売上♡

超お楽しみの売り上げ!!

        お金に目がくらんだ人のイラスト(男性)

開店中もテーブルの下に潜り込んでお金を数えていた兄ちゃん。

一方、売れ残りのクッキーをねらう姉妹。

帰宅後の片づけに取り掛かりたくないママ。

それぞれの思いを胸に帰宅しました。

自分の担当した分の片づけを指示した後…私は売り上げのカウントをはじめました。

材料費(クッキー材料、ビニールテープ、リボン、輪ゴムや模造紙など)、用意しておいた釣銭合わせて5000円くらい。

箱の中身の全額は・・・9200円くらいでした!!

9200円-5000円(材料費+釣銭)=売上4200円

一回(射撃5発/わなげ3回)100円の商品で売り上げ4200円はよかったんじゃないかと思います♪

 

そして、これを兄ちゃんが分配!!

準備への貢献度、働きぶりなどをちゃんと加味するようアドバイスをして任せました。

…また、頭抱えてました。

発達障害のある彼はすぐに頭を抱えます^^;

 

結果、妹たちは兄ちゃんに文句ひとつ言わず喜んで給料をもらっていました♪

 

まとめ

子どもに現金のやり取りをさせることには賛否があるかな?と思います。

正直私も解せてない部分もあります。

まだ子どもなのにお金の価値がどこまでわかってるんだかあやしい…みたいな。

ただ、それ以上に。

・自分でお金を得るために事前の準備や作業をしたり

・お客さんが気分を害しないようにコミュニケーションに注意したり

・その結果評価が得られたり

こういう経験によって社会性をはぐくめると思うし、自分たちが「もらう側」であることに気付くきっかけになるんじゃないかな?とも思うわけです。

(すぐ忘れるけど(^▽^;))

 

特に発達障害がある我が家の子どもたちは相手の苦労にも気づきにくいし、コミュニケーションも苦手。
未来予測が苦手だから目的のための「結果の逆算」の練習をすることは有用なトレーニングにもなると思っています。

 

学校の勉強では学べない生きるためのトレーニング。
生のソーシャルトレーニング。

今回は主催者様に感謝。

また、参加させていただきたいな…と思っています。

ありがとうございました!!