新型コロナウイルス ウイルスの生存期間と弱点(感染予防) まとめ
一昨日に続き、新型コロナウイルスについて。
本日は、すでに周知されている情報たちではあるけれど、キチンと知ることでキチンと予防できると思うのでお役立ていただければと思い、まとめてみました。
内容は、赤十字や厚生労働省の情報を中心に、簡略化させていただいております。
新型コロナウイルスの生存期間とは?
日本赤十字社石川県支部(制作:日本赤十字豊田看護大学)制作のPDF資料によると、ウイルスの生存期間は以下の通り。
・新型コロナウイルス(COVID-19):3日間程度
・インフルエンザ感染症:2-8時間程度
ただ、こちらの数字、目安と解釈した方がいいと思います。
依然に娘のインフルエンザの予防接種に行ったとき、インフルエンザウイルスの生存期間をかかりつけの医師に聞いたところ、ウイルスのいるところによって異なってくる…とのことで、ちょっと汚いんですが…「鼻くその中では36時間生存した」なんて記録もあると聞きました。
赤十字の公表している2-8時間とは全く違う生存期間ですよね。
実際、ウイルスがどういった条件のところに付着したらどの程度生存できるか違ってくるという資料もあるので、付着状態の放置は感染リスクをあげてしまうので、アルコールなどでのふき取り作業や手洗いなどは頻繁に行った方が間違いないですね。
新型コロナウイルスの弱点(感染予防)とは?
ここからは厚生労働省の提供している情報*1を中心にまとめてご紹介します。
・手洗い(流水)
これが最良の対策となるようです。
→流水15秒の手洗いだけで1/100に減
→石けんやハンドソープで10秒もみ洗い&流水で15秒すすぐと1/10000減
さらに、手洗い後は消毒液を思料する必要はないそうです。
・アルコール(濃度70%以上95%以下のエタノール)
ウイルスの「膜」を破壊し無毒化できます。
ちなみに、ドラグストアでジャンジャン売られているビオレUの消毒液の成分表示は こんな感じ。
↓ ↓
エタノール濃度65vol%(アルコール濃度を表す単位)。
ほぼほぼ期待できそうですね。
また、キレイキレイのハンドジェルもうちにあったので表示確認しましたが…
アルコール濃度の表示はありませんでした。
お客様センターに確認してみたんですが…医薬部外品なので公表できないとのこと。
ただ、商品タグに「エンベロープ型ウイルスにてテスト」とあり、「細菌・ウイルスに効く」とありました。
とは言え、アルコールだけを過信せず、こまめな手洗いを徹底していくことが一番大切で効果的だな…とわかります。
・熱水
箸や食器などはコレでいけますね!
しかし。
80℃で10分
…フツーにしんどい(-_-;)
・塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)
テーブルやドアノブはコレでいけますね!
ウイルスを破壊し、無毒化するそうです。
…そう言えば、ウチの息子が保育園のとき、嘔吐下痢で園の玄関に○○をぶちまけた時、「先生方が漂白剤が一番!!お家でもやってくださいね!」とはりきって言ってたっけ。。。
【使い方】
市販の家庭用漂白剤を次亜塩素酸ナトリウムの濃度が0.05%になるように薄めて拭く。
その後、水拭きしてOK。
0.05%…。
どのくらいかわからないんですが…。
ちゃんと表示に書いてありました。
1Lの水に対してキャップ約0.4杯。
※必ず、あとで水拭きしてくださいね。と。
薄めた液(水1Lにキャップ約0.4杯が目安**)を布などに染み込ませて拭き、拭いた後は 必ず十分に水拭きしてください。
-花王HP:キッチンハイター製品カタログより-
また、漂白剤の使用には記載の注意事項をよく読んでご使用ください。
さらに、肌の弱い方などは取り扱いに要注意が必要です。
- 価格: 187 円
- 楽天で詳細を見る
・洗剤(界面活性剤)
これは市販の家庭用洗剤の主成分である「界面活性剤」も一部有効です。
ウイルスの膜を壊し、無毒化するそうです。
有効なことが確認されている界面活性剤は以下の9種。
「ジョイ」とか「マジカ」には入っていました(・∀・)イイネ!!
・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
・アルキルグリコシド(0.1%以上)
・アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
・塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
・塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)
・塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上)
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)
・純石けん分(脂肪酸カリウム)(0.24%以上)
・純石けん分(脂肪酸ナトリウム)(0.22%以上)
【使い方】
家具用洗剤:製品記載の使用方法でOK
台所用洗剤:500mlの水に有効な台所用洗剤を小さじ1(5g)入れて薄め、
キッチンペーパーや布などにしみ込ませて使用します。
その後は5分放置してから水拭き→乾拭きします。
・次亜塩素酸水
アマゾンなんかで「次亜塩素酸水」で検索すれば出てきますが、漂白剤(次亜塩素酸)ナトリウムに名前が似ていて異なります。
漂白剤ほど身近ではないかもしれませんね。
酸化作用によってウイルスを破壊し無毒化するそうです。
【使い方】
消毒したいものの汚れをあらかじめ落としておく。
拭き掃除の場合:有効塩素濃度80ppm以上(ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを水に溶かした製品の場合は100ppm以上)にして、十分な量で濡らす。
その後、布やペーパーでふき取る。
流水で流す場合:生成されたばかりの有効塩素濃度35ppm以上でかけ流し。
その後、布やペーパーでふき取る。
他にも、亜塩素酸水なるものがラインナップされてましたが、私たちにとって日常的ではないかと思うので省略しますm(__)m
空間噴霧は効果があるのか?
「除菌」をうたっているものも含め、厚生労働省では推奨していない上、これまでに空間噴霧方法について科学的に確認が行われた例もなく、医薬品はもちろん、医薬部外品もないそうです。
また、人がいる空間での次亜塩素酸ナトリウム溶液の噴霧は目や皮膚についたり、吸い込んだりすると危険なうえ、感染力を焼失させる保証もないので絶対行わないでください。
なにより早くパンデミックが終息し、みんなの安心が戻ってきますように。。。